米沢を賛美し、感謝する・・・その12.紡織会誌第1号―3
~米沢を賛美し、感謝する・・・その12.紡織会誌第1号―3~
◇創立100周年を来年迎えますが工学部の卒業生が米沢をどう賛美し、母校に感謝していたのだろうか?
【紡織会誌 第1号―3】
□ 序 -3 □
十一月十五日、新粧成れる講座に盛大なる発会式を挙げ、尚有益なる学術講演會を開催して、先ず我会の光栄ある首途を、横溢せる満足と十二分の好結果とを収めて、華やかに送り得たのは、実に欣然として我会の多幸なる前途を祝福しなければならない。
今後、会の発展は実に堅実成る諸君の双肩に掛かっているのであって、他日躍進すべき時のきょうこ鞏固なる地盤は、今日よりして努力期成せねばならないのである。關先生の常に日わるゝ所の、
「諸君は、最高尚なる思想を有し、最秀絶せる学識ある職工たるべし」
熱烈な、然も純潔な「労働精神主義」を深く脳底に刻むで益々崇高なる理想の実現に努力猛進せられむ事を熱望するのである。
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