~『交流のまちづくり、第2ステージへ』~
◇ 第1回 五感塾ネットワーク・フォーラムの基調講演
日 時 : 2009年8月1日(土)9:45~10:45
会 場 :長野県小布施町 北斎ホール
講 師 :市村良三・小布施町長
内 容 :交流のまちづくり、第2ステージへ
【はじめに】
・長野は山だらけの県、4つの盆地
・小布施町は人口は1万2千人、面積は19平方キロメーター(長野で一番小さな町)、寒暖の差が激しく、寡雨・内陸性気候
・観光客は年間120万人
・100年間眠っていた小布施町は何故目覚めたか
【昭和40年代からのまちづくり】:文化を隠し味としたまちづくり
・果樹を中心とした農業立町
・文化遺産を活かした文化立町
【小布施、5つのポイント】
1.人口政策:公営住宅の建設、積極的な宅地造成・分譲
2.北斎館などの美術館の開館
3.地場産業・栗菓子店の活躍
4.町並修景事業:北斎館周辺を回遊できる界隈に修景
5.花のまちづくり
※5つのポイントが単独で、あるいは複合して情報発信
【第2ステージへ】
1.自立(自律)に向けた将来ビジョン:
・職員数削減、大規模建設事業、補助金の見直し、新たな借り入れの抑制等。
・農業を主体とした商、工、サービス業の一体化等。
2.知の導入:『東京理科大学・小布施町まちづくり研究所』の設立
・学生が常駐、学生が街をウォッチング、政策立案まで踏み込んでもらう。
3.交流産業の振興:稼ぐ自治体へプラン化
◆小布施は交流として生きる。観光という言葉は使わない。
◆豊かになった分、失ったものを明確にした後、感動を求めて人が来る、住む人が豊かになるまちづくり。
・来町者による賑わいの創出と産業振興
・友好市町村との多彩な交流
・「安市」「見にマラソン」「緑のかけ橋まつり」「音楽祭」「映画祭」など、特色のあるイベントの年間を通じた開催
・「国際北斎会議」「花仲間コンベンション」「日米学生会議」などのコンベンション誘致
・志の高い企業とのコラボレーション
以下4~7、省略
【おわりに】
1.協働のまちづくり
・住民の力で町を美しく
・文化の拠点として、新図書館(交流センター)建設
・小布施まちづくり委員会設立:中味の濃い実現できるものを提案し、実行頂く。
2.重層性のある町に、コンセプトは?
・小布施流の仕立て
・田舎のおしゃれ
・素朴さと洗練さ
・中心部から農村部へのグラデーション