内閣情報部の戦争遂行のためのプロパガンダを知る・・・その4
~内閣情報部の戦争遂行のためのプロパガンダを知る・・・その4~
◇内閣情報部発行(昭和15年10月7日発行)の「新體制早わかり・内閣情報部・週報・第二〇八號・臨時號」を学ぶ。発行年の昭和15年は、今から70年前(太平洋戦争開戦約1年前)。
◇国家が戦争を遂行するためには、国民に戦争するしか道がないことを信じ込ませるために国策プロパガンダが頻繁に行われる。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
≪二、 黒船を追い返した、明治維新の新体制(1)≫
明治維新は、当時の新体制でした。それは日本本来の姿にめざめ、皇政復古の理想の下、真に国民が一體となって、国家の総力を発揮して成就した未會有の大改新であり、大御心に帰一し奉ったものであります。
無論当時の尊皇愛国の先駆者によって昂揚された国體観念、思想的基礎が、この大変革の最大の原因であったことは言うまでもありません。又徳川幕府自身にも滅びる必然性はあったのですが、やはり、外国の圧迫が重大な一契機となってあれだけの世の建て直しができたのだともいえると思います。