米沢から発信・・米沢の四季ほか
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2010年 07月 06日
~人間国宝・志村ふくみ氏の紬織 着物・枝垂桃~
広島県立美術館で、人間国宝・志村ふくみ氏の紬織着物・枝垂桃に魅了される。
【人間国宝・志村ふくみ氏、1924年(大正13年)~】
・滋賀県近江八幡市にうまれ、郷里で独自に染色の研究を始める。
・伝統的な柄である平凡な縞や絣に段ぼかしという新しい技法を加える。
・豊かな感性と想像力で紬織を芸術作品に発展させたことから、紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
《絹・紬》
蕾が花となって、花弁がほころびた時、色は花へ移行し、彼岸の世界に去ってしまうのである。色は花の咲く前でなければ、彼岸に留まらないのである。紅梅の薄紅色は幹に宿り、花の咲く前に私はその色をいただくのである。いわば色盗人といおうか・・・・梅から色を頂く。莟紅梅の命をいただく。・・・・梅が再び生まれ変わって、私の織る着物の中で、匂い立ってほしいと願う。
志村ふくみ 「語りかける花」(1992年、人文書院所収「莟紅梅」より)
by ykkyy
| 2010-07-06 10:17
| 学ぶ・知るを楽しむ
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