米沢から発信・・米沢の四季ほか
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2010年 08月 23日
~漆黒&寂寥感・・・言葉8~
≪漆黒(しっこく)≫
黒うるしを塗ったように黒くてつやがあること。また、その色。「―の髪」
≪寂寥感(せきりょうかん)≫
なんとも侘しく寂しい感じ。
<用例>
初秋の陽の燦々と降り注ぐ午後は、キャンパスの背後に広がる山並みと、一帯の緑に目を奪われ、のどかな風景に心を和ませたが、キャンパス裏手にある賃貸マンションで夜を迎えたとき、高澤はアルミサッシの二重に広がる闇の濃さに息を呑んだ。
ちょうど山に向いた部屋だったというせいもあろう。人工の灯りの一点も無い、夜空と一続きになった「漆黒」の空間に目をやりながら、一人ダンボール箱を開いていると、静寂が身にのしかかってきた。
ガラス戸を開くと森の木々を渡る風の音が流れ込んできて、それはそれでさらに「寂寥感」を誘う。
毎日新聞 日曜くらぶ 「銀婚式」篠田節子著2010.8.15より
by ykkyy
| 2010-08-23 20:01
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