米沢から発信・・米沢の四季ほか
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2010年 09月 07日
~「私の南極と宇宙」・・・その27~
昭和39年電気工学科卒業 芦田 成生氏寄稿
氏は、第11次・14次南極越冬隊みロケット打ち上げ実験隊に参加なされました。
「私の南極と宇宙」(その1~13まで掲載済み)。引き続いて<宇宙開発の話>を掲載致します。
昭和44年11月25日 出港。昼食は「尾頭つきの鯛と赤飯」。上空では、館山基地から飛来したヘリコプター(ふじの飛行隊は館山所属)が見送りに来てくれた。これからは、電話が掛かってこない静かな生活に入れるというのが実感であった。出港して直ぐ海が静かな間に、保税倉庫にしまわれていた酒、煙草類が全員作業で、倉庫から隊員部屋のある階に運ばれた。酒、煙草は、免税品なので、好きな隊員はどっさりと買い込んだ。午後になると「ふじ」は、黒潮の上に乗った。静かな東京湾と違いゆっくりしたうねりが始まった。軽い船酔いを感じる。船は一日4食。朝、昼、夕、夜食で、全部食べるとあっと言う間に太ってしまう。私は、朝早く起きるのは苦手なので、朝食を抜くことにした。船は南下するので、陸地は直ぐに見えなくなった。生活は、フリーマントル(オーストラリア西部)を出港するまで特に仕事はない。10時ころ起きて、隊員食堂でお茶を飲みながらダベリング。11時半昼食。午後からは、ロケット隊員4人が4人部屋なのを幸いにと、夕方まで麻雀。5時頃夕食。7時から艦内映画館(士官食堂)で映画を見て、9時頃夜食。と言ったのびりしたものでした。
by ykkyy
| 2010-09-07 12:00
| 南極と宇宙
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