~勘の正体は「経験の蓄積」~
◆「勘とは何か」 野球評論家の豊田 泰光氏が正体を解明する。
◆経験の集積とはつまり、長年様々な事例にあたって意識の底にたまったデータが事に当たって力を発揮する、それが勘の正体だ。
「勘とは経験の集積」は豊田氏の発明ではないと豊田氏は言う。サンケイ(現ヤクルト)時代、財界の重鎮だったオーナーの水野成夫氏に尋ねたら「そりゃ君、経験の集積だろ」と答えられたとの事。
◆球種を読んだり、投資を当てたりする勘の正体はわからない。しかし「経験の集積」はある程度正しいらしく、この年になると飲んで楽しい相手かどうか、すぐわかるようになったとのこと。
日本経済新聞 2006.12.14(木)スポーツ欄「チェンジアップ」より
◇私は経験の集積がないからか、女性の心が読めない。「勘」が研ぎ澄まされていれば、相性の見当も付き。まさに「勘所」を押さえられ、自分で満足できる結果を得られると思うと経験不足が悔やまれる。