この世を生きる言葉の旅・・・その27:一燈照隅、万燈遍照
~この世を生きる言葉の旅・・・その27:一燈照隅、万燈遍照~
≪一燈照隅、万燈遍照(いっとうしょうぐう、ばんとうへんしょう)≫
自分の存在が如何に小さくささやかであっても、一燈となって一隅を照らしていきなさい。そうすれば、やがてそれが、百、千、万と集まれば万燈遍照、あまねく社会を照らし、国を照らすことになる。自分を棚に上げて、あれこれいっても駄目だ。君たち自身がそれぞれの分野において、全力を挙げて己の本分を尽くすことだ。これからの日本はそういう人が必要になってくるんだよ」
岡部雄吉・東京製鐵社長(1991年当時)の『我が人生の師』より、郷里の旧制朝倉中学校の担任の先生から言われた言葉。「致知」1991年4月号に掲載。