~朝の散歩で、露草・ツユクサを愛でる~
“青い”胡蝶蘭が今年初め、世界初お目見えした。胡蝶蘭の花弁に青い色素を作り出す遺伝子がない。
千葉大学の研究者らは、ツユクサから遺伝子を取り出し、胡蝶蘭に移入することで、青い花を咲かせることに成功した。
週刊新潮 平成25年2月14日梅見月増大号より
撮影:2013.6.6
ことごとくつゆくさ咲きてきつねあめ
飯田蛇笏
露草の花みづみづし野分晴
西山泊雲
露草や飯噴くまでの門歩き
杉田久女
露草のおがめる如き蕾かな
松本たかし
散歩をしていると、道端の花や草花が目に留まる。志村ふくみさんの随筆「語りかける花」(※)で藤田千恵子さんが解説されている文にある・・・・山かげの道で「語りかけてくる草や花」・・・をお借りしてタイトルとする。
※:ちくま文庫(発行所:株式会社 筑摩書房)
散歩が楽しい。歩くと頭が冴える。五感が研ぎ澄まされてくる。第六感も目覚める。行きかう人との挨拶も楽しい。何よりも楽しいのが道端の草木や花が語りかけてくるののが分かる。