~「私の南極と宇宙」・・・その425~
昭和39年電気工学科卒業 芦田 成生氏寄稿
氏は、第11次・14次南極越冬隊ロケット打ち上げ実験隊に参加なされました。
「私の南極と宇宙」(その1~424まで掲載済み)。
引き続いて宇宙開発の関わりを掲載致します。
<ロケットの歴史>
<米国NASAの思い出(10)>
日曜日にはNASAの職員の家に招待されたり、自家用機に乗せてもらい射場を上空から見せて貰った。その時も上空から写真を撮っても咎められなかった。一度NASA職員の家に招待された時に、夜突然大きな音でロケットが打ち上げられ驚いたことがある。職員の話では「軍事衛星の打ち上げは、時間も場所も秘密で突然行われることが多い」とのことであった。帰りは米国内便が4時間も遅れ、ロスアンジェルスで乗り継ぐJALがとっくに出発してしまっていた。我々はロスで一泊しようと言うのに、衛星班の人達は早くから米国に来ていたので、一刻も早くということでお節介に遅れていたノースウエスト航空に交渉に行き、変更を取り付けた。(米国の航空会社は国内便の遅れを感知していて、知って遅らせて乗り継ぎ客を拾っているのだ) 初めての米国はオーランドでデズニーワールドにも行けたし、国際免許でリンカーンのような大型の左ハンドル車も運転出来たしで大いに満足であった。