昨日のテーマは「藤沢周平の山形」、7月は「藤沢周平の米沢」だった
~ 昨日のテーマは「藤沢周平の山形」、7月は「藤沢周平の米沢」だった。~
■ 昨日「藤沢周平の山形」第4章 米沢 を受講したので、7月に「藤沢周平の米沢」の世界を受講したので、復習してみる。
◇ 2008米沢まちなかカレッジ「もっと知ろう。米沢市!」第1回講座(7.23(水))で講師の山本陽史 山形大学大学院理工学研究科教授の『「藤沢周平の米沢」の世界』を学ぶ。
【密謀(直江兼続)の読みどころ】
・上杉の智将・直江兼続の誇り高い生き方を描いた藤沢周平の傑作
1.歴史の中で消えていった「草野もたち」の活躍
2.景勝・兼続の身分を越える人間同士のふれあい
3.三成・兼続の友情と智謀:想像によって歴史を変える楽しみ
【漆の実のみのる国(上杉鷹山)の読みどころ】
・藩政立て直しに心血を注いだ上杉鷹山と執政たち。政治とは、民を富まし、幸せな日々の暮らしを与える事。藤沢周平が読者に残した遺書ともいうべき長編。
1.苦悩する「人間鷹山」の本質に迫る。
2.鷹山の人間愛:養父、妻、臣下、民
3.名君とは何か。地方復活のヒント。
■平成になって所謂、知識人が「愛読する作家」として、司馬遼太郎、山本周五郎、藤沢周平を挙げるようになった。司馬遼太郎は「権力と人間について」の時代小説を書き、藤沢周平、山本周五郎は一般人の視点からの時代小説を書いており、読み手にとって想像力を膨らませ易く、現代人が抱える問題を時代に置き換えて考えることが出来る。