城戸淳二教授の「有機EL照明技術と地域活性化」講演を聴く
~城戸淳二教授の「有機EL照明技術と地域活性化」講演を聴く~
『第25回米沢市工業振興懇談会:地域産業の活性化を目指して』
日 時:2008.10.7(火)
会 場:東京第一ホテル米沢2階
主 催:米沢市産業まつり実行委員会
参加者:120人以上で補助イスを使用し超満員
<講演会 16時~17時30分>
◇ 開 会
◇ 主催者挨拶
○ 米沢市産業祭り事業代表(米沢市長) 安部 三十郎
・工学部のそれぞれの研究室が日夜努力している。顕在化している一つが城戸教授の研究です。
○ 米沢市産業祭り実行委員長(米沢商工会議所会頭) 佐藤 良吉
・米沢市の発展には、新しい視点・発想が必要で産業の活性化と地域の活性化に結び付けたい。
◇講 演 「有機EL照明技術と地域活性化」
◇講 師 山形大学 大学院理工学研究科 有機デバイス工学専攻 教授
城戸 淳二氏
【内容】
☆「有機ELの構造」
・現在の有機ELパネルに人類は3度驚く : 美しい! 薄い! & 高価だ!
・技術開発課題1:高効率化、超寿命化、低コスト化
・技術開発課題2:大型化、フレキ化
☆「産学官連携による地域活性化」
・有機ELで日本が勝つには(TFT液晶の二の舞を演じない為に)新しい産学官連携が必要である。材料、パネル、装置の地域内の垂直統合=連携が必要。
・地域に教育、研究開発。製造拠点形成で技術の死の谷からの脱却は「量産技術」「製品開発」
・アメリカの産学連携は関係している人がハッピーになっている事を参考にしよう。
《講演風景》
☆「有機ELバレー構想」
・米沢を山形ギルドの基盤とし県内企業に貢献する。
・有機EL照明事業に関して、照明器具の市場はパネル市場の倍以上の市場となることを認識し、関連事業を開発準備する必要がある。
・人材育成が課題であり、中学校生、高等学校生、小学生そして理科担当の先生方を対象に米沢だけでなく全国にに広げて、体験学習者を募り、実施し成果を得ている。
★ 技術立国日本優位のシナリオは(これからのシリコンバレー型)技術発信と垂直統合
<交流会 17時30分~>