~「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」中西輝政著に学ぶ。 第1弾~
購入:2006.10.21
2006.10.24(火) 雨
千葉支部総会に出席した帰りに東京駅大丸デパートの三省堂書店・大丸東京店で購入した書籍:「日本人としてこれだけは知っておきたいこと」中西輝政著に学ぶ。 第1弾(NO.1)
~戦後の急激な高度経済成長の要因~
憲法や占領政策と無関係の大きな要因がある。(戦後社会の「民主化」や「軍事費削減」が経済成長の必須要因ではない)。戦後的な成功の源は、戦中あるいは戦前にたどり着く。
≪米沢工業会の諸先輩のご尽力・ご功績が何と言っても大である。≫
【1.技術力と経営力】
[技術力は何処から生まれたか?]
①根底にあるのは、大東亜戦争における科学技術動員である。
②これで、日本のエンジニアのレベルは、一挙に底上げされる。
③「戦争は発明の母」という表現がありますが、戦争で培ったものは戦後の繁栄に非常にプラスとなっている。
[経営力については?]
①明治以来の教育などを通じて培ってきた国民の知力レベルや
②社会の強靭な結束力が土台となって
③戦時の総動員体制の中で大きく国民の意識改革につながり
④戦後日本の企業経営力、組織力の強さをもたらしている。
【2.人間の心の動き】
「何が何でも、もっと豊かになりたい」という集団的な衝動(国民の心、精神の動き)がそのカギとなっている。
【3.国際的要因】
西側陣営に属して、大変有利な輸出市場を持った。この要因が決定的に大きい。
【4.内需拡大】
初めて高度な消費文明に触れた民族というのは爆発的な「生産=消費のエネルギー」を発揮する、という現代文明の構図を見る必要がある。どの国も都市化の波に乗って農村人口が30%を割るあたりから、急激な消費文明に入る。次から次へと耐久消費財を買うようになる。
<2008.1.11 マツヤ書店にて購入>