~吾、唯足るを知る~
水戸黄門こと徳川光圀公が寄進した、枯山水の石庭で有名な京都大雪山龍安寺という禅寺にある蹲踞に「吾唯足知」(吾れ唯足るを知る)と刻まれている。真ん中の水を入れる四角を共有すると上から時計回りに「吾唯足知」(われ ただ たるを しる)と読める。「あるもので満ち足りていることに感謝する」と言う意味でしょう。
延寿工芸 幸林工業 パンプレット参照
■月刊誌・致知 11月号の巻頭言に牛尾治朗ウシオ電機会長が「吾れ唯足るを知る」と言うテーマで、「ないことを嘆かず あるものに感謝する」より良い社会をつくるため、人間の幸せのために、「吾唯足知」を思い起こそうと述べられております。
《「吾唯足知」》
【つくばい(蹲踞、蹲)】
日本庭園の添景物の一つで露地(茶庭)に設置される。茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの。手水で手を洗うとき「つくばう(しゃがむ)」ことからその名がある。
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