米沢から発信・・米沢の四季ほか
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2010年 09月 30日
~「私の南極と宇宙」・・・その43~
昭和39年電気工学科卒業 芦田 成生氏寄稿
氏は、第11次・14次南極越冬隊みロケット打ち上げ実験隊に参加なされました。
「私の南極と宇宙」(その1~40まで掲載済み)。引き続いて掲載致します。
12月23日 05時15分初氷山発見。南緯59度12分1秒。朝からうねりが高く、傾斜は30度近くになっているようである。天気は素晴らしい晴天で、15時頃近くで氷山が見える。大きさは漠然としていて、初めて見るものだから珍しい。氷の青さが美しい。ブリッジに行き、しばし眺める。窓からは、氷が多くなり、小さな浮氷が一杯見え、氷山の数も少しずつ増えてきた。いよいよ南極。あと1週間で本格的な活動が開始される。第1便は、29日か30日頃に出るかも知れない。夜、恭子より電報。「27日に家族の放送あり」と。昨夜片舷45度まで揺れた。(叫ぶ60度)
筆者注:当時、連絡手段は電報しか無かった。家族を含め3人に電報を打てる許可書が発行された。昭和基地には、国内料金で打てた。艦には、5割増し?だったかで打てた。
by ykkyy
| 2010-09-30 17:29
| 南極と宇宙
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