~真空ハンダ装置の誕生は、セレンディピティーから~
◇ ハンダ剥がれの原因は、ハンダに存在する体積比で10%の空気泡が温度変化によって、収縮と膨張が繰り返され剥がれの原因となっている。
◇ 真空技術に取り組んでいる神港精機は、真空中でハンダ付けをする実験を行った。表面のハンダの除去は出来ても内部の気泡の除去は出来ず。
◇ 実験中にハプニング起きる。・・・・・・。セレンディピティーの出現だ!
◇ 真空ハンダ装置は大手自動車メーカーが採用、航空機や電子機器などにも拡大か?
※ 日刊工業新聞 2008.9.30 日本を支えるKANSAIモノづくり企業21
『神港精機』より抜粋。《ノーベル賞受賞者白川英樹さんのセレンディピティー》
【「セレンディピティー」とは】
「目的以外のことで偶然得られた大発見」「思わぬものを偶然発見する能力」といった意味。
【セレンディピティーに出会うには】
目的外の偶然見逃さない。
【
偶然とは】
ノーベル賞受賞者白川英樹さんは「
偶然とは文字通り、予期できないような時と仕方で、予知できない物事が起きることです。いつ起こるかわかりませんし、いつでもありそうです。しかし、その偶然を認識し、思索を深めて発明や発見につなげるためには、その偶然に出会った人が旺盛な好奇心や深い認知力と洞察力などに富んでいることが不可欠です」と言われる。