~人生を決めた15分、奥山清行氏講演会~
【山形大学工学部百周年記念講演】
《屋外の案内ポスター》
日 時:2010.12.14(火)
演 題:人生を決めた15分、創造の1/10,000
講 師:奥山 清行氏、山形大学客員教授、工業デザイナー
・講演が終わって、質疑応答の前の瞬間
会 場:工学部4号館 大示範教室
内 容:
≪人生を決めた15分≫
・人生のうち、来るとは限らない15分のために準備するのプロ。棚からぼたもちはない。
・フェラリーで採用されたデザインは、不本意だったプレゼン後に15分頂き、それまでの数多くデザインの中からの勝負の1つのデザインを取り出し、自信を持って色付けし提出。
・何時訪れるかわからない、いや勝負時を見定めて、勝負の時のために、周到な準備をしておかなければならない。
≪創造の1/10,000≫
・若いうちは、質を追わずに量を追え。数をこなせば質は付いてくる。1万枚の企画書から1点を選んで提出する。
≪プロとアマの違い≫
・アマは常識の知識がない。たった1つのアイディアで喜ぶ。
・プロには失敗がある。保守的になる。デザインする対象の歴史を重んじる。
≪デザイナーについて≫
・五感を駆使したデザイン、ものづくりが必要
・全体を俯瞰し、個々へとデザインすることが必要
・デザイナーは自分のデザインした商品が売れて何ぼ
・クライアント本人が気がつかないことをデザインすることが必要
・お客さんに物を売って喜んでもらう、未来のお客さん(仮想のお客さん)に買ってもらうことが必要
《大示範教室は超満員》
≪学生諸君に≫
・自分の軸を定めて、自分は何をやりたいのか、何のために生まれてきたのかを考えよ
・大きい夢を語れ
■ 自らのアイデンティティーを明確にしなければならない。