~「私の南極と宇宙」・・・その250~
昭和39年電気工学科卒業 芦田 成生氏寄稿
氏は、第11次・14次南極越冬隊ロケット打ち上げ実験隊に参加なされました。
「私の南極と宇宙」(その1~249まで掲載済み)。引き続いて掲載致します。
12月17日~21日の日記が抜けているのは、暴風圏に差し掛かって少し船酔いだったので、書かなかったと思える。
12月22日 19時35分南緯55度通過。Eole ICEBERGの電池注水。
(筆者注)Eoleとは、フランス南極研究所から、氷山の動きを調べるためのトランスポンダで、氷山に設置することを依頼された。フランス語と英語での取説を何とか解読して、準備に入った。
12月23日 午前11時頃初氷山発見。その後氷山の数少々。
12月24日 南緯60度通過。進路180度より250度に転進。氷山もぽつぽつ見える。氷山の仕事は1月1日~3日の予定。Eole チエック。入力コネクター断線。ランプ断線。電圧13.5V。電流30~62mA。本日クリスマス・イブ。20時ころよりパーティ。