~青春の詩碑~
<青春の詩碑>
0960:撮影:2012.9.29
【2012.10.9ニュース】
iPS細胞の開発には山中さんが“腹心”と呼ぶ共同研究者たちの活躍がありました。
このうち、山中さんが初めて構えた研究室で大学院生としてともに研究に当たったのが京都大学iPS細胞研究所で講師を務める高橋和利さんです。
高橋さんは体の細胞を受精直後のような状態に初期化して、万能細胞を作り出すという山中さんの研究テーマを実現するため、ひたすら実験を繰り返したと言います。受精卵を壊して作る万能細胞で特徴的に働いている遺伝子を探し出し、24の遺伝子を細胞の核に移すと体の細胞が初期化することを突き止めました。
この24の遺伝子をさらに絞り込む過程で、高橋さんは、山中さんが講演などで「天才的なこと」と紹介するアイディアを持ち出します。
24の遺伝子を1つずつ減らして細胞の初期化が可能か実験を繰り返し、初期化に本当に必要な遺伝子を確かめていくという発想です。これによって特定されたのが、iPS細胞を作り出す4つの遺伝子「山中ファクター」でした。
<詳細はNHKニュースをご覧下さい)>