~薬師寺を拝観する・・・その5(白鳳伽藍)~
《西塔》
西塔は昭和56年(1981)に復興されました。東塔と比較すると、まずその鮮やかな色に目を奪われますが、またそれは奈良を表わす色使いでもあると言えます。
万葉集の一節に
あおによし ならのみやこは さくはなの におうがごとく いまさかりなり
《西回廊と西塔》
《東塔》
薬師寺東塔は一見六重に見えますが、実は三重の塔です。これは各層に裳階[もこし]と言われる小さい屋根があるためで、この大小の屋根の重なりが律動的な美しさをかもし出し「凍れる音楽」という愛称で親しまれています。
薬師寺で唯一創建当時より現存している建物で、1300年の悠久の時を重ねてきた歴史をその姿から感じられます。
現在解体修理調査中
2010.1.4 ブログ転載