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深い森の中で:私達は、何処から来て、何処へ行くのであろうか・・・2

~深い森の中で:私達は、何処から来て、何処へ行くのであろうか・・・2~
深い森の中で:私達は、何処から来て、何処へ行くのであろうか・・・2_c0075701_14354980.jpg


【山崎さんのこと】  九里 茂三様

 山崎さんは東京の人である。戦後米沢に住み、米沢人となって、人一倍米沢が好きだとおっしゃるが、東京育ちの根っ子は少しも変わっていない。変わっていないから貴重なのである。

 私のように、もともと米沢人で、而も少年のころから教育者になるべく運命づけられ、従って教師としてのコースを歩まざるを得なかった人間にとって、とてもまねのできない発想や風格が自ずとそなわっている。その意味で、九里学園にとって、かけがいの無い御方と、いつも敬服している次第である。

 山崎さんは、年代的に云って、九里学園の大変大事な時代をお世話いただいた方である。
旧い九里学校と、今の女子高とのつなぎの役を果たしていただいたのもその一つである。
 私が赴任する十年も前からこの学園の幹部としておせわいただき、一時は校長代行として苦難の背負われた時もあった。

 一貫して表に立たず、いつも他人を立てて、自らは「援助者」の役を買って出られた。而も同僚や後輩に対するあらゆる意味でのアドヴァイスという点では、誠に到りつくせりなのである。

 私もその点では、大変お陰を蒙ったものである。何故そうなったかについてついては、御自分のはっきりした御考えがあってのことだと思うが、私なりに云わせたもらえば、そこが山崎さんの生き方だからというほかあるまい。

 根源的に「自由人」なのである。「教師くさくない、米沢人くさくない、ひょうひょうとした心情が、「自由人」の生き方を保証したといったら失礼に当たるであろうか。勿論
いつもひょうひょうとして居られたわけでない。

 人間として、教師としてがまんのならぬ時の激しい憤りや、生徒の身の上を思っての深いおもいやりなど、人間山崎の苦悩を見る時も度々であった。御家族の心配や、御金の不如意も、きっと大変だったに違いない。それでも、御自分の事はそぶりにも出さず、淡々とした言葉で笑い流されるのに救われることが大方であった。

水鳥の水中での激しい動きを見せられなかった山崎さんは、正に人生の達人である。

 ここに集録されたものは、そうした達人の、まことにユニークなエッセイである。時にはまじめに、時にはユーモラスに表現された言葉のうちに、人間山崎さんの人生の苦悩を感じ取るのは、少し頑なになった私の、余計な思い過ごしなのであろうか。



【人間とは何か、何処から来て何処へ行くのか】

 『人間とは何か、何処から来て何処へ行くのか。金色に輝く星のかなたに誰が住むのか。「私は生きている。いつまで生きるか私は知らない。私は死ぬ。いつ死ぬか知らない。私は行くが何処へ行くか知らない。それでもなお毅然としていることがどうしてできようか!」』

カール・ヒルティ(1833~1909):
           スイスの哲学者、法学者

 「幸福論」平間平作訳 岩波文庫より

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by ykkyy | 2015-09-17 22:35 | この世を生きる言葉の旅 | Trackback | Comments(0)
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