大学が人工知能(AI)の専攻やコースを2019年4月から相次いで新設
~大学が人工知能(AI)の専攻やコースを2019年4月から相次いで新設~
日本経済新聞 2018.3.8,1 大学欄より
大学が人工知能(AI)の専攻やコースを2019年4月から相次いで新設する。
❖ 埼玉工業大学が工学部情報システム学科にAI専攻を新設
❖ 武蔵野大学&東京工科大学、情報系の学部にAIコースを新設
大学が人工知能(AI)の専攻やコースの新設を進めるのは、産業界でAIを活用できる人材が不足していることが背景にある。
経済産業省の調査では、AIなどの開発を担う「先端IT人材」は2020年に約4万8000人が不足する見通し。
<AIを研究して修士課程を修了する人材>
政府の「人工知能技術戦略会議」のタスクフォースの15年度の試算結果。
❖ 東京大学など主要11大学で1年間で864人。
❖ 全国で2800人
<AIを研究して博士課程を修了する人材>
❖ 全国で460人
<大学が1年間に輩出するAI人材の数(人)>
15年度の修士課程修了者数などから試算
❖ 北大 55人
❖ 東北大 51人
❖ 東大 118人
❖ 東工大 116人
❖ 名大 51人
❖ 京大 82人
❖ 阪大 91人
❖ 九大 56人
❖ 筑波大 98人
❖ 早大 83人
❖ 慶大 63人
【2017.8.3】
~AI時代、自ら捉え直すことが求められている~
日本経済新聞 2017.8,3 春秋 より
多くの医師が場数を踏んで鍛え上げ、受け継いできたX線の微妙な陰影の読影のノウハウも、人工知能(AI)による「画像診断」に取って代わられそうな昨今である。の日本消火器内視鏡学会は、全国の病院から32万件もの画像を集め、家族の病歴などを加えてデータベースを作成し、AIに学ばせる活動をしている。
異常が疑われる患者を見分ける機能は3年後に実現できそう、自動運転も高速道路での実用化は間近だし、ニュースや天気予報を読むAIをラジオ局で導入する。記事や小説も書き始めている。
一定の技能が必要な行いをAIがこなす。そんな未来はすぐそこのようだ。だとすれば人間に残された仕事は何か。AI時代、自らを捉え直すことが求められている。