~フロー状態で練習できるコツ~
『疲労でなくフローへ』
同僚だった教育学部の教授は、体育の指導をしていて、
効果的にトレーニングするための心理など中心に調査していた。
輪投げを例にすると、一番効果的なものは、何も練習しないと5回しか入らない。
でも練習すると7~8回入るようになる、
というレベルを設定すること。
これがいわゆるフロー状態で練習できるコツです。
楽すぎても大変すぎてもダメで、
努力すると少しずつ進歩できるような設定で
ものごとをすすめていくのが、
エネルギーをいい状態で保つポイントなのだろう。
フロー状態とは時間感覚を忘れ
高い集中力を持って活動できる状態だが、
そのポイントは能力と挑戦のバランスがとれた状態といえる。
楽すぎると、ファイトがわかない、
大変すぎるとフロー状態でなく疲労になったりする。
仕事でも、趣味でも、ボランティアでも、
ちょっと挑戦する何かを生活に加えるのが、
人生をいい感じで過ごせるヒントかもしれない。
毎日新聞の「日曜クラブ」、
日本医大特任教授・心療内科医の海原純子さんの
「新・心のサプリ」・
2017年 2月 19日(日)のテーマは
『疲労でなくフローへ』より