~人心の4つの芽:惻隠、羞悪、辞譲、是非~
福沢諭吉・文明論之概略より
💛 「孟子」にある「人心の四つの芽」
❖ 惻隠(思いやり)
❖ 羞悪(悪を恥じる)
❖ 辞譲(謙譲)
❖ 是非(判断力)
これを拡大していけば、火が燃え広がるように、泉から水が湧き出るように広がっていく。これが十分に大きくなれば天下をも保てるし、これが不十分だと両親に仕えることもできない」とある。これも私徳を広げて公徳に至ることを言ったものであろう。
<現代語訳・文明論之概略> 裏表紙カバーより
維新から間もない激動の時代に書かれた『文明論之概略』は「人類の目指すべき最大の目的」としての文明の姿を鮮やかに描くと同時に、当時の日本が置かれた状況を冷徹に認識して、「自国の独立」の重要性を痛切に説く。
物事の本質を見抜き、時代を適切に捉える知性。巧みに例示とリズミカルな文体。福沢諭吉の最高傑作にして近代日本を代表する重要著作が、いま現代語でよみがえる!