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がんを防ぐ生活 ゲノムが示す:Disruption(創造的破壊)断絶の先に

~がんを防ぐ生活 ゲノムが示す:Disruption(創造的破壊)断絶の先に

日本経済新聞 2020.3.4(水) 
Disruption(創造的破壊)断絶の先に」
文・新井 惇太郎氏
第12部 未知を追いかけて (1)より

 あなたが10年以内にがんを発症する確率は80%です・・・。将来、医師からこんな具体的な宣告を受け、予防に励む日が来るかもしれない。
 医療現場に飛躍をもたらしそうなのがDNAに刻まれたゲノム(遺伝情報)の解析だ。
2003年にヒトのゲノムが解読されて以来、ゲノムと病の発症の関わりを明らかにし、予防に生かすための研究が進んでいる。

≪「シーケンサー」と呼ばれる解読装置≫
❖ 血液などからゲノムの塩基配列を解析する。
❖ 英国の分子解析器メーカー・オックスフォード・ナノポアテクノロジーズ製。
❖ USBメモリーのような小型の機器。

≪個人のゲノム解読コストの劇的なダウン≫
❖ 2001年:約1億ドル(約110億円)
❖ 2020年:1000ドル(約11万円)

💎≪ゲノム解読:遺伝子変異、生活習慣や環境要因も分析≫

❖ DNAは「アデニン」「グアニン」「チミン」「シトシン」の4種類の塩基がペアになって連なる二重らせん構造だ。塩基はそれぞれの頭文字からA、G、T、Cと呼ばれ、約30億のペアの並び順が人間の個性を決めている。

❖ DNAのうち、たんぱく質を合成して人体を作ることに関わる1~2%の部分が遺伝子だ。日本人の死因トップであるがんは、遺伝子の変異によって引き起こされる。このため、これまでのがん研究は遺伝子に軸足が置かれてきたが、国立がん研究センター研究所、柴田龍弘・がんゲノミクス研究分野長は遺伝子以外の領域の一部が発症に関わることを突き止めた。世界のがん研究者とともに、約3000症例の全ゲノム解読データを解析した結果だ。

≪遺伝子の変異は?≫
❖ 先天的に決まる個人のゲノム配列
❖ 後天的な生活習慣や環境が密接に関与
❖ 発がん性の化学物質にさらされたり、老化により起きやすい変異

≪ゲノム解読による遺伝子変異のパターン分析≫
❖ がんが発生する具体的なメカニズムを解明
💛 先天的・後天的な様々な要因が、どの変異パターンを引き起こすかが分かれば、「発症を防ぐ為の予防もより確かなものになる」と柴田氏は語る。

💛 がんの要因とがんの発症が今より明確に結び付けば、精度の高い予防策を提示できるようになる。これが予防医療のディスラプション(創造的破壊)だ。

≪ゲノム解析を医療に役立てる国家プロジェクトは英国で先行≫
❖ 英国、2018年にがんなどに関わる10万検体のゲノム解析を実施
  目標は100万検体。

≪日本の場合≫
❖ 2019年12月にがんと難病患者ら10万人以上のゲノム解析をする実行計画。
  ゲノムは地域によって異なる為、日本人に特化した解析がもとめられる。

≪先頭を走る東北大学:30年間データ追跡、予防医療に生かす≫
 東日本大震災から復興につなげる目的で設立した東北メディカル・メガバンク機構を通じ、子・親・祖父母の3世代にわたるゲノム解析を進めている。さらに4~5年に1度の健康状態の観察を30年程度にわたって続ける。
 追跡データを集めることで、どのような理由でどんな病気にかかるかを調査する。病気の兆候をつかむことで予防に役立てる狙いだ。
💎 研究の対象疾患の1つが認知症。
1. ゲノム解読のデータ
2. 磁気京明画像装置(MRI)で撮影した脳画像データ
3. 生活習慣を尋ねる問診
これまで1万人以上が参加した。2019年10月からは2回目の撮影を開始。

💛 ≪無症状の状態から危険性を察知できるかはまだ研究段階≫
認知症も糖尿病や高血圧といったほかの生活習慣病と同様に、多くの遺伝子変異や環境要因が重なり合って発症すると考えられており、分析が難しい。遺伝子変異と疾患を結びつけるデータはまだ不足している。
💛 世界的に難しいこの研究は予防医療にどう生かされるのだろうか。
 「このゲノム配列ならコレステロールが高いと病気にかかりやすい」といったことが明らかになれば、その人に逢った予防の方策が見えてくる。

がんを防ぐ生活 ゲノムが示す:Disruption(創造的破壊)断絶の先に_c0075701_08061004.jpg

2019.10.2
~心臓が量産品に変わる日~

日本経済新聞 2019.10.2(水) 
「Disruption(創造的破壊)断絶の先に」
第7部 医ノベーション(1)より

💛 自らの肉体を自在につくる技術を人類がひとたび手にしたら、どんな未来が待っているのだろうか?

≪3Dプリンターによる神経細胞の塊の作成、川崎市リコーの研究開発室
 
神経細胞を含む液体を3Dプリンターで丁寧に敷き詰めて必要な形状を作成する。
 神経細胞は、再生医療の切り札とされるiPS細胞から育てた。この3Dプリンターの技術を使えば、細胞の塊を様々な形に変えたり、異なる細胞を混ぜ合わせたり出来る。将来は大脳皮質の一部をつくり、病気やケガで傷んだ脳の治療に役立てる。

≪「交換可能な臓器の開発」≫
💛 2019年春、イスラエルのテレアビブ大学が3Dプリンターでヒトの細胞を積み上げ、血管迄備えたミニ心臓を作成。

💛 佐賀大学も、ヒトの細胞から血管を組み立て、人への移植を目指している。
💛 本物そっくりの臓器をいかに実現するかは大きな課題だ。

💎 3Dプリンタ-は、ものづくりの現場で脚光を浴びた。
臓器すらもつくれる時代が間近に迫り、遠くない未来に臓器は「量産品」に変わる。衰えたり傷んだりした臓器は、スペアの臓器と取り替え、命ある限り補える。

≪Disruption・ディスラプション(創造的破壊)

<フランス生まれの外科医アレックス・カレル、1912年ノーベル賞受賞
血管をつなぎ合わせる技術を究め、臓器移植への道を開いてノーベル生理学・医学賞を受賞したのが1912年。

<臓器移植>
★1960年代から始まった移植治療は、深刻な臓器不足に直面する。腎不全患者などが望む臓器移植は、国内では年間1500件前後。約8割が健康な人からの提供で、1万人以上の患者が移植を待つ。量産臓器が既存の移植医療を一変させるのは確かだ。

★歯をインプラントに置き換えるように、臓器もどこか壊れたら取り替える。肝臓や心臓など内臓の8割以上が臓器再生の研究対象になっている。

💛 最先端技術は、肉体をどこまでも入れ替えるだけの潜在力を秘めている。

<人工血液を開発>

💎 防衛医科大学のチームは、血小板や赤血球の働きをする人工血液を開発。大量出血で死にそうな10匹のウサギに「輸血」したところ、6匹が命を永らえた。人工なので血液型と無縁だ。

💛≪Disruption(創造的破壊)の陰には、端緒となる大発見や研究成果がある

人類が肉体を補い続ける新たな手段を獲得し、さらに高みに上がらんと出来るのは、あらゆる細胞に育つiPS細胞が登場したからだ。
 
💎💎💎 iPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授が2007年にヒトの細胞でノ作製に成功し、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞。

★ 2014年には、理化学研究所などが目の難病「加齢黄斑変性」の患者にiPS細胞から育てた細胞を初めて移植。一般の人々の目に映る医療の姿は、iPS細胞の誕生前後でがらりと変わった。

≪イノベーションは、その後の新しい時代に生きる人類に相応の責任と覚悟を迫っている≫

💛 異次元のイノベーションは破壊や急速な変化を伴うだけに、それまでの時代とのあつれきは避けられない。

💎 地殻変動を起こしたiPS細胞の「生みの親」である山中教授は、山中教授が監修した書籍「科学知と人文知の接点」(弘文堂)に、複雑な心が垣間見える。ヒトの細胞をつくった後の苦悩を明かし、「大きな倫理的課題を生み出したことに気付き茫然としたことを帯び覚えている。どのような研究にも、光と影がある。上手く使えば人類の福音となるが、使いか方を誤ると人類の脅威となる」と吐露した。
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by ykkyy | 2020-03-23 08:06 | AI、フィンテック&頭・脳・心、IoT | Trackback | Comments(0)
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