世界をリードする人間になる為のヒント! 吉野彰氏&池上彰氏
~世界をリードする人間になる為のヒント! 吉野彰氏&池上彰氏~
日本経済新聞 2020.4.3 全面広告
名城大学・特別対談:名城大学 大学院理工学研究科教授・特別栄誉教授 吉野 彰氏と
名城大学 教授 池上 彰氏
≪世界をリードする人間になる為のヒント!≫
時代を予見し行動し続けるお二人に、世界をリードする人間となるためのヒントを伺う
<吉野 彰教授:先を読め>
これからの未来は大きく変わる。
仮説と検証を繰り返して、
「先読みの力」を磨いてほしい。
💎環境工学概論という大きなテーマを掲げて、電気化学の基礎的講義のほかに、企業での研究開発の進め方や世の中の先読みの重要性を教えています。
当然ですが先読みは難しいですよ。10年先をちゃんと読めたら100%成功できます。
これからの10年は大きく変わるでしょう。明らかに変わり始めるのが大阪・関西万博の2025年あたり。電池も自動運転も、様々な技術の開発ロードマップは大体2025年をターゲットに進んでいます。
💎温故知新:我々はモバイル社会を生きていますが、それに向かって世界中が動き始めたのが1995年。あの時と世界の様相が似ています。1995年に相当するのが2025年。そこからさらに5年後、2030年には「これが新しい世界か」と皆さんが気がつく頃という気がしています。
💎先読を読む大切さを伝えて、それを考える力を付けさせる一つの方法としては例えば身近な問題を題材に、1年後に答えが出るような仮説を立て検証することです。そういうトレーニングの繰り返しで先読みの力がつきます。
<池上 彰教授:世界を見よ>
「世界を見る力」を身につけ、
これからの世のため人のためになるものを、
自分の力で見つけて欲しい。
💎 先読みの仮説はを立てる上では、歴史と共に世界を知ることも大切だと思います。1年生には経済学を教えています。経済学って何となく金儲けの学問のような思い違いをしている人が多いのですが、お金の動きを通して実は世の中の仕組みを学ぶことなんですよね。経済学の視点が世の中をより良く知る手助けになるはずです。
2年生にはイスラム教を教えています。世界に行けば、16億、17億と増え続けているイスラム教徒の人たちと必ず付き合うことになる。考え方や発想を知っておくことがとても重要になる。
💎「世界の見方」を若者に教えています。
💎 よく若い人から、未来はどうなるのでしょうか、どんな道を進んだらよいのですかと聞かれます。こんな年寄りに聞くなよと。自分で考えろと。こんなものがあるといいなと思うものを自分で見つけようとしないで、すぐに人に聞こうとする、それは間違っているよと、私は冷たく突き放すんです。