【「小倉百人一首」第二二番 文屋康秀の歌】
『作者』
💎 生没年不詳。文琳と号す。 下級地方官を経て縫殿助となるが詳細不明。 六歌仙の一人。
吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を あらしといふらむ
<古今集・秋下>
『歌の意味』
💎 吹けばたちまちにして秋の草木が枯れてしまう山風を、なりほど嵐というものだなあ。
『阿刀田高の深読み』
💎 山で嵐が吹くと、草木がしおれてしまう。なるほど、それで❝山風❞を❝嵐❞というのか。漢字遊びのようなもの。確かに嵐は山に風と書くけれど、これって和歌で詠むほどのこと? ❝むべ❞は❝なるほど❞と膝を打つ心境。
💎 「木がたくさんあるから森」「あ、なるほど」子どもなら関心するかもしれないけど、六歌仙の歌がこれと同類の戯れではつらい。
恋する「小倉百人一首」 阿刀田 高 著 角川文庫
百人一首 マール社
百人一首 島津 忠夫 訳注著 角川文庫
≪三十六歌仙≫
★ 柿本人麻呂 ★ 山部赤人 ★ 大伴家持 ★ 猿丸太夫 ★ 在原業平
★ 小野小町 ★ 僧正遍昭 ★ 藤原敏行 ★ 紀友則 ★ 素性法師
★ 藤原興風 ★ 凡河内躬恒 ★ 坂上是則 ★ 藤原兼輔 ★ 源宗千
★ 伊勢 ★ 紀貫之 ★ 壬生忠岑 ★ 藤原敦忠 ★ 源公忠
★ 藤原清生 ★ 大中臣頼基 ★ 壬生忠見 ★ 源信明 ★ 藤原朝忠
★ 藤原元真 ★ 源順 ★ 中務 ★ 斎宮 女御★ 平兼盛
★ 清原元輔 ★ 大忠臣能宣 ★ 藤原仲文 ★ 藤原高光 ★ 小大君
★ 源重之
【俵万智 サラダ記念日】
青春と いう字を書いて 横線の
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【小椋 佳】 六月の雨
六月の雨には
六月の花が咲く
花の姿は変わるけど
変わらぬ 心を 誓いながら
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