2007.1.11
~温暖化ガスをEU、2020年までに20%削減~
【1990年比「ポスト京都」へ新目標】
◇欧州連合(EU)の欧州委員会は、二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスの新たな削減目標を導入する事を明らかにした。
◇風力や水力の再生可能なエネルギーの利用などを広げ、2020年までにEU全体で排出量を1990年比で20%削減する。
【EUが検討する温暖化ガスの削減策】
◇再利用可能なエネルギーを拡充
◆化石燃料から風力・水力・太陽光などに転換し、2020年に消費量の20%に
◆ビート(甜菜)などが原料のバイオマス燃料を輸送燃料全体の8%に
◇エネルギー消費の効率化
◆大量輸送手段のインフラ整備などで2020年までに20%削減
◇研究・開発の増強
◆EU予算エネルギー研究開発費を大幅増
◆向こう7年間で50%増を検討
◇航空機の温暖化ガス規制
◆EU離着陸の航空機に排出上限枠を設定
◆EU域内は2011年、域外は2012年から適用
◇CO2の地下処分
◆大量のCO2を地中に埋め戻す「地下貯留」を積極推進
日本経済新聞 2007.1.10 より引用