2007.4.1(日)
~教育再生会議(野依良治座長)の第2次報告(5月まとめ)で大学改革が新たな焦点に~
日本経済新聞 2007.3.22より
【背景】
◇ このままでは日本の大学がどうなってしまうかという危機感が強い。
◇ 大学生の学力不足が深刻化しているとの認識。
◇ 経済財政諮問会議でも「少子高齢化時代を踏まえた大学教育の底上げ」が重要課題として浮上。
◇ 政府のアジア・ゲートウェイ戦略では、人材育成の観点から「大学改革」を重点政策の一つに位置づけ。
【第1次報告】
◇ 主に小学校から高校までの教育内容の見直しを対象。
◇ いじめ問題など緊急課題への対応を念頭に教育委員会改革などを提言。
【第2次報告】
◇ 大学教育の見直しを目玉に据えて「教育改革第二弾」をアピールする。
【大学改革で浮上している検討課題】
◇ 大学での奉仕活動の必修化。
◇ 大学の9月入学普及。
◇ 卒業時に学力を保証する卒業認定試験の導入。
◇ 大学や大学院が連携して教員養成や研究などを進める「教育院」構想。
◇ 研究費や大学運営費交付金の配分方法の見直し。
【「プロジェクトX」の発足】
◇ 大学院教育の見直しを検討。再生会議の一部委員がメンバー。
◇ 国際競争に勝ち抜くための大学院教育の在り方を検討。